第204号 プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)の独立開業を考える(19)

人材ビジネスで成功するヒント

第204号 プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)の独立開業を考える(19)

■「人材コーディネーター」からスタートして人材派遣業で独立開業するには!

「独立開業以来12年、ただいま盛業中の白根陸夫ならこうする!」という考えを公開します。

「プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー養成講座」から大勢の卒業生が巣立っていきます。志を抱いて受講し、これが大志となって実践の現場に出て行かれます。

以前にも増して独立開業を目指す卒業生が目立ちます。

人材派遣業を考えた場合、利益を確実に確保するノウハウは「人材コーディネーターの機能」にあります。すなわち、「稼げる人材コーディネーター」にならねばならないのです。

前号に続き、人材コーディネーターとして修得すべき16ステップの詳細とキャリア・カウンセリングとコーチングが各々のステップにどのようにかかわっているかを解説します。

ステップ3:人材コーディネーターのコンピテンシー(つづき)

これまで2回に渡って、「ビジネスパーソンの基礎コンピテンシー」「プロフェッショナル人材コーディネーター業務関連コンピテンシー」の評価項目の一部を紹介をしてきましたが、いずれの設問も『□まさに当てはまる(5点)』が望ましいのです。

自身がそうではない場合はどうしたらいいのでしょうか。セルフ・コーチングによって気づき、解決していくことになります。

部下や派遣スタッフの場合は、キャリア・カウンセリングとキャリア・コーチングやビジョン・コーチングによって支援していくことになります。

次のステップに進みます。

ステップ4:派遣スタッフのキャリア形成支援

派遣スタッフのキャリア形成支援の具体的な展開としては、まず派遣スタッフにキャリア・ビジョン(天職)を考えてもらう気づきからスタートします。

いま就いている仕事はいつまで続け、そのあとはどうするのか、キャリアの最終目標はどのようにイメージしているかをキャリア・カウンセリングによって次第に明確化していきます。

キャリア・ビジョンがはっきりしてきたら、登録スタッフの現有の職務遂行能力の種類とレベルと明確にしてもらいます。

これにはかなり詳細な自己分析作業が必要です。自己分析に取り組むことによって最終的には、十分な自己認識・自己理解に至ります。

次いで、キャリア・ビジョンを実現するためにはどのような職務遂行能力が足りないかを考えさせます。

職務遂行能力を身につけるには仕事を通じて以外にはありません。職務遂行能力が要求レベルに達していないということは、目的意識をもって仕事をしてきていなかったということになります。

キャリア・ビジョンを実現するための戦略的なキャリア形成にもとづく仕事経験をしてこなかったといえます。

次号に続く。 白根陸夫




白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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