第194号 プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)の独立開業を考える(9)

人材ビジネスで成功するヒント

第194号 プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)の独立開業を考える(9)

■「人材コーディネーター」からスタートして人材派遣業で独立開業するには!

「独立開業以来12年、ただいま盛業中の白根陸夫ならこうする!」という考えを公開します。

「プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー養成講座」から大勢の卒業生が巣立っていきます。志を抱いて受講し、これが大志となって実践の現場に出て行かれます。以前にも増して独立開業を目指す卒業生が目立ちます。

人材派遣業を考えた場合、利益を確実に確保するノウハウは「人材コーディネーターの機能」にあります。

すなわち、「稼げる人材コーディネーター」にならねばならないのです。前号に続き、人材コーディネーターとして修得すべき16ステップの詳細とキャリア・カウンセリングとコーチングが各々のステップにどのようにかかわっているかを解説します。

ステップ2:人材派遣会社経営の仕組み

このステップは、人材派遣会社経営の基本を学ぶことになります。派遣スタッフのコスト計算を実際に行ってみることによって、目標利益をどのように創出させるかという仕組みが理解できます。

人材派遣業の場合、利益の源泉は派遣スタッフの派遣料金しかありません。

一時間当たりの派遣料金をいくらにするかは、経営側からの要請で決まるわけではありません。市場価格で決まります。大きくは労働力需給関係で決まり、個別には派遣スタッフが提供する労働の質で決まります。

クライアントが望む質の労働力が潤沢に市場に存在すればよいのですが、そうはいきません。供給される人材に限りがありますので、地域的にも、時期的にも常に必要な人材の確保は困難です。ここが人材コーディネーターの腕の振るいどころです。

登録スタッフは5〜10社に登録し、よりよい条件の派遣先をつねに探索しています。さあ、あなたが人材コーディネーターになったとしましょう。時給提示に当たり、いくらであれば会社は黒字で、いくらであれば会社は赤字になるのでしょうか。 
次号に続く。 白根陸夫記


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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