第72号 「キャリア・カウンセリング」から「キャリア・コーチング」の時代へ(その1)

人材ビジネスで成功するヒント

第72号 「キャリア・カウンセリング」から「キャリア・コーチング」の時代へ(その1)

第71号でお知らせしたように、「キャリア・コーチング」に関心が集まっています。勿論、「プロフェッショナル・キャリア・カウンセリンラー(R)」の知識・経験・技能があっての「コーチング」ですが、実際に現場で、「プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)」が仕事をしていて痛感することは、クライアントの動機付けや方向付けに当たって、傾聴主体のカウンセリングをいくらやっていても、相手の気付きに至らないことがあるということです。あるいは、至るまで相当な時間がかかるということです。この間にタイミングが遅れて、みすみすいい就職先への応募や組織内であれば昇進・昇格・異動のチャンスを逃してしまうことが多々あります。そこでカウンセリングの場にコーチングを応用したところクラアントの意識改革に大きな成果が上がりました。キャリア・カウンセリングにコーチングを応用し、タイミングよく両技法を縦横に駆使することによって短時間に成果を上げる手法をキャリア・ブレーンでは、「キャリア・コーチング」とよんでいます。
これは、「プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)」自主研究会で、一人のカウンセラーが自らの体験談を披瀝したのを合図に、われもわれもとプロのカウンセラーが同じような成功体験を有していることが確認されました。そのプロセスに驚くほど共通点があり、以来、その手法を「キャリア・コーチング」、その手法を修得して、現場で応用展開できる技量を有する者に「キャリア・コーチ」いう資格名を付与しています。
資格付与団体は、「NPO/特定非営利活動法人日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会」です。技量のレベルは当該NPOの定める基準によります。
「NPO/特定非営利活動法人日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会」は、平成12年設立以来、すでに1,050名を超える「プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)を養成、全国にプロのカウンセラーを供給、配備し、大きな信用と厚い信頼を得ております。
「コーチング」自体も、管理能力向上、部下育成、組織活性化、人材活性化、組織力強化、収益率向上などに役立つビジネスにきわめて有効なツールです。
「キャリア・コーチ」の資格を取得することによってキャリア・カウンセラーの職域を飛躍的に拡大することができます。「コーチ」として、「コーチングセミナー講師」として、且つ「キャリア・カウンセラー」として幅広く活動できる「キャリア・コーチ」の資格を取得されることをお勧めします。
キャリア・カウンセリングからビジネス・コーチングまで幅広く対応することのできる「キャリア・コーチ」について、次号以降、ご案内していきます。
「コーチング」スキルの早期修得を望んでいらっしゃるみなさん、いま少し待ちください。キャリア・ブレーンの「コーチ養成講座」の詳細を2月中旬、専用HPで公開します。




白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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